MLA4日目ーお昼まで

昨日までは7時からだったのに、今日はサンライズセミナーが6時半からだということに起きてから気づいた。どれだけみんな早起きなの??日本よりよほど毎日早起きしている。サンライズセミナーはあきらめて、7時半からのビジネスミーティングに行ってみることにする。これは、MLA会員のための総会で、予算や決算、昨年の総括と今後の予定などが発表される。

会場に、机のある席が用意されているのは何?と思って近づくと、Blogger専用と書かれている。今回、大会の内容を投稿するオフィシャルブロガーを、大会事務局では募集していた。21人が選ばれて、ブログに内容と感想を書き込んでいる。
http://npc.mlanet.org/mla09/

今年のMLAは、Blog以外にWikiTwitterFlickrを使って情報を発信している。この4つは、もはや米国では当たり前に使われているもののようだ。日本では、どうもTwitterはオフィシャルに使っているのを見ないし、いま一つ使っていてもお得感がないように思うけど
…。

参加者は少ない。といっても300人以上はいるんじゃないかな。少ないのは、このミーティングの内容がオフィシャルなことで、後でWebで確認できることばかりだからだろう。日本人も、参加者は20人以上いるはずだけど、ひとりもいなかった。

ビジネスミーティングでは、まず逝去した会員の写真と経歴が紹介される。名誉会員は、ビデオや音声、パワーポイントなどでその業績が称えられる。

その後の年間計画などの紹介は、音声つきのパワーポイントで楽しく紹介された。

しばらくbreak。コーヒーを飲む。

9時半からは、Janet Doe Lectureという全体講演。これはMLAからJanet Doeという賞をもらった人の記念講演。Janet Doeは医学情報の歴史や考え方について、新たな展望を持つ人が選ばれる賞である。今回の講演者はMLAのプレジデント(会長)を務めたこともある40年以上のキャリアを持つ超ベテランのMedical Librarian。あのMayo Clinicの図書館長ならびに準教授のMichel Homan氏だった。

10時半からはSection Program。分科会だ。9つのセクションに分かれる。Section Programは昨日もあったけど、昨日は発表者が4・5人いて、発表していくスタイルが多かったようだ。今日は、ほとんどパネルディスカッションになっていて、15分ずつ発表するというようなスタイルではないところが多いようだ。

そうなると、英語についていけない可能性が高いので、私はすべての部屋を見て、米国の医学図書館員は何に興味を持っているのかリサーチすることにした。

全部は見られなかったけど、次の通り。人が集まっていて、盛り上がっていた順。

1.Medical Informatics Section
Top Technical Trends III : Technical Fusion, etc.

2.Educational Media and Technologies Section
Technology and E-resources: Evolvinf with the Times, etc.

3.Medical library Education Section
Fusing Interdisciplinary Expertise in the Workplace, etc.

4.Health Association Libraries Section
Fusing Information and Preparation in Times of Devastation

5.Nursing and Allied Health Resources Section
Magnet Fusion: (Re)credemtialing from a Leadership Perspective, etc.



特に1.は、300人以上が集まって、立ち見が出て椅子をあとから出してこなければならない状況。「フリーメールって持ってる人多いですよね。ではモバイルは?」というような始まり方。こちらの図書館員は、すごくたくさんの人がPDAとかPalmとかを持っている。手のひらサイズで、GooglePubMedを見られるみたいだ。キーボード的なものがついているものもあるし、画面にキーボードを表示させている人もいた。Luncheonで隣になった人は、「この機械の中に、私のすべてが入ってるの。昨日一人でレストランに行ったんだけど、PDAGoogleで探したの。美味しかったわ」などと言っていた。携帯も、PDAも、パソコンも持ってきている人たち。そりゃあTechnology Trendsにも興味があるだろう…。


その後、お昼からはAward Luncheon。1日がやけに長い…。

正式な食事。この食事会は、いろいろな賞や奨学金を受けた人の表彰式を兼ねている。

一段高いところに受賞者席がある。
ひとりひとり名前を呼ばれて賞状を受け取り、スピーチをする人もいた。

長いので、いったんここで記事を閉じます。